家で弾いているときは、けっこういい音が出ている気がする。
なのにスタジオでバンドと合わせたら、自分の音がどこにいるのかわからない。
ライブハウスのアンプの前に立つと、どのつまみを回せばいいのか迷ってしまう。

楽器を始めてしばらくすると、こうした壁にぶつかることがあります。フレーズを弾けるかどうかとは別に、初ライブの前につまずきやすいのが「音作り」です。

この記事の結論

大事なのは、自分に聞こえる音ではなくお客さんに届く音です。

とうばんでは、この考え方を初心者むけの勉強会で扱っています。出演申請から本番までは約3ヶ月あるので、音を確かめながら準備してから初ステージに立てます。

この記事はこんな方に向けて書いています

  • 家で弾く音と、バンドで合わせたときの音が違って戸惑っている
  • ライブハウスのアンプを、どう設定すればいいのかわからない
  • 初ライブまでに、きちんと準備できる環境がほしい
家で作った音が、ステージで通用しないことがある理由

家でいい音が作れていても、それがそのままステージで届くとは限りません。理由は大きく3つあります。

1. 音量で、聞こえ方が変わる

人の耳は、小さな音量だと低音と高音を感じにくくなります。そのため、家の音量で心地よく作った音が、ライブハウスの音量では低音がこもったり、高音が耳に痛く感じたりすることがあります。

2. 立つ位置で、聞こえ方が変わる

ギターアンプの高音は、スピーカーの正面にまっすぐ飛ぶ性質があります。アンプの横や近くに立っていると、正面の客席に届いている音を、自分では聞き取りにくいことがあります。

3. バンドの中では、音がぶつかる

ドラム、ベース、ボーカル、もう1本のギター。ほかの楽器と同じ帯域で鳴っていると、ひとりで弾いたときにはちょうどよかった音が埋もれることがあります。

つまり、家で「いい音」を作るだけでは足りません。本番の環境で、その音が届いているかを確かめる必要があります。

とうばんの音作り勉強会で話したこと

とうばんでは「初心者むけアンプ・エフェクター音作り勉強会」を開いています。2026年9月の第4回では、機材の接続の注意点や、クリーン・クランチ・リードそれぞれの音色づくりに加えて、次のような話をしました。

① まず「基準となるアンプ設定」を持つ

ここがきちんとしていないと、いい音は鳴らせません。基準があると、会場やアンプが変わっても、そこから調整しやすくなります。

② 「お客さんに届く音」を意識して作る

自分の耳にどう聞こえるかではなく、客席で実際にどう聞こえているか。イメージしている音が届いているかを、確かめながら音を作ります。

③ 「リードギターの音が抜けない」という相談

個別の相談では、リードギターの音がバンドの中で抜けない(埋もれてしまう)という悩みも出ました。その場でいくつかアイデアを出し、改善できる方法が見つかりました。

リードが抜けないとき、一般的によく見直されるポイント

  • 歪みを深くしすぎていないか(音の輪郭がぼやけ、埋もれやすくなることがあります)
  • 低音を出しすぎていないか
  • 中音域を削りすぎていないか(バンドの中でギターの存在感を担うのは中音域と言われます)
  • ソロのときに、音量が十分に上がっているか
どれが効くかは、機材や曲、バンドの編成によって変わります。だからこそ、実際の音を聞きながら相談できる場に意味があります。
初ライブまで、準備する時間があります
STEP 1

入会・バンド結成

オープンチャットで仲間を探して、バンドを組みます。

STEP 2

ライブの出演申請

出たい公演を選んで申請します。

STEP 3

約3ヶ月の準備 → 本番

練習を重ね、音を確かめてから初ステージへ。

申請してから本番までのあいだに、バンドで練習を重ね、音を確かめながら準備できます。入会から初ステージまでは、3〜6ヶ月が目安です。

パート別の分科会も5つあります(ベース・ギター・ドラム・キーボード・ボーカル)。中心はメンバー同士の情報交換で、ギター会とドラム会は毎月開かれています。自分のパート以外の会に参加する人も多くいます。バンドの中で音がぶつかる理由を考えるとき、ほかのパートの話はよいヒントになります。

930名
会員数
(2026年9月末)
約50組
毎月
結成されるバンド
月4〜5回
ライブの
開催数
よくある不安

Q楽器を始めたばかりでも大丈夫?

A見学申込の時点で「未経験」または「経験2年以内」の方が約4割です。とうばんでいう初心者は、楽器の経験年数ではなく「ライブハウスに出たことがない人」のことです。

Q機材に詳しくなくても大丈夫?

A音作り勉強会は初心者むけで、機材の接続の注意点から扱っています。

Q一人で入っても、バンドは組める?

A見学申込の約9割がおひとりです。バンド結成用のオープンチャット(700名超)で仲間を探せます。詳しくは一人でも、初心者でも大丈夫な理由をご覧ください。

そのほかの疑問はよくある質問(Q&A)にまとめています。

まとめ

音作りは、センスだけで決まるものではありません。基準を持つこと。届いているかを確かめること。その積み重ねで、ステージの音は変わっていきます。

そして「届く音」がいちばんよくわかるのは、客席側です。まずはライブを見に来て、メンバーの音がどう届いているかを聴いてみてください。入会を決める前の、見学だけでも大丈夫です。

まずは一度、ライブを見に来てください

入会を決めなくていい。楽器を持ってこなくていい。毎月、下北沢・六本木・新宿など都内各所で開催中。見学フォームへのご記入は1分ほどです。

見学のみもOK。入会の強制は一切ありません。

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